メイン

2006年09月22日

いよいよ初日

本日「エンドゲーム」は、見学者が見る中で最終リハーサルがありました。その視線の中で役者は、特に柄本さんと手塚さんは“間”に対するお客さんの反応を楽しんでいる感じがしました。
ロビーの飾り付けも終わり、シアタートラムはベケット一色に染まっています。これは必見ですよ。
そして、いよいよ初日を迎えます。おかげさまで前売予約は本当にほぼ終了状況のようで、多くのお客様にご来場いただけるようです。
また、公演前日に当日券整理番号予約を行いますので、ぜひご利用下さい。
そして、今公演では開演時刻になったら指定席解除を行います。これは、小さな劇場では普通に行われていることではありますが、全席指定のある程度の規模の劇場では行われていません。海外、とくにフランスなどではスタンダードな方法のようですが。開演時刻になったら、空席を真ん中に向かって詰めておき、送れてきた人は、脇や後方の席にしか入れないという方法です。
きっと、上演中にはこうしておいて良かったともうはずですが、いざ自分が当事者になると、納得いかないという人もいるも知れないとは思っていますが、どうにもならないのです。
とにかくいろんなことにチャレンジする公演です。

2006年09月17日

「エンドゲーム」稽古場レポート 9月17日

稽古最終日でした。大道具以外はほぼ本番仕様での通し稽古でした。
本当に面白かったです。自画自賛というわけではありませんが、真面目に面白いのです。
翻訳の岡室先生の、ベケットの持つ喜劇性を際立たせるように翻訳をしましたという言葉通り、本当に可笑しいのです。当然その裏には様々なものが描かれているのですが。
それだけでなく、本当に4人の役者さんたちが素晴らしいのです。これだけのキャスティングが実現できたのは、それこそ偶然というかベケットのおかげなのかも知れません。
特に、柄本さんと手塚さんは、それぞれ別なインタビューで、「“エンドゲーム”の戯曲はとても面白い。でも、それを演じるというのではなく、とにかくベケットが書いた台詞を役者の自分が言うだけ、それだけでいい。でも、それが本当に一番難しいのです。と同じように答えていたのが印象的でした。
そして、その結果が間もなく皆様にお見せできるのです。いよいよ明日18日劇場入りです。
これまでチケットについて何も書いてこなかったのですが、1日1回公演で10日間10回公演しかないため、すでに前売予約終了となった回もあります。まだ予約可能な回もありますので、くりっくチケットセンター、チケットぴあ、SePTオンラインチケットでご確認下さい。
また、前売予約終了となった回も、公演前日に当日券整理番号予約をくりっくチケットセンターで実施する予定です。詳細はまた後日ご案内します。
とにかく「エンドゲーム」お見逃しなく。

2006年09月16日

「エンドゲーム」稽古場レポート  9月16日

稽古場での稽古も今日と明日を残すのみとなり本当に大詰めです。
今日の稽古には、ポストトークにご出演いただく ゴンタースキー氏などのお客様を岡室先生が連れて稽古を見学にいらっしゃいました。やはり、ベケット研究者、それもベケットの上演ノートの編集者ということもあり稽古場はいつもとは違った緊張感がありました。
通し稽古が終わったあとに、ゴンタースキー氏から演出についての質問や岡室先生からの台詞の確認などがありました。
少し休憩した後に、2回目の通し稽古を行いました。流石に疲労の色は隠せず、2回目の通しは少し時間が延びていました。
いよいよ稽古も残す所あと一日。明後日には劇場入です。

2006年09月14日

「エンドゲーム」稽古場レポート 9月14日

今日は、衣裳合わせを行い、本番で使用する衣裳の具合と仕上げに向けての最終確認を行った後、通し稽古を行いました。
照明プランナーの黒尾さんも稽古を見に来て、通しを見ながら脚本に何か書き込んでいる様子が窺えました。
稽古場と劇場で繰り返される通し稽古によって、作品がさらに精度を高められ本番に挑むことが出来るのか、今から楽しみです。
CIMG2022.jpg

「エンドゲーム」稽古場レポート 9月13日

12日、13日と通し稽古を行いました。通し稽古の前に、本読みで細かいところを確認し、一部抜き稽古を行ってから通し稽古となります。ハムは完全に、クロヴもほとんど出ずっぱりの舞台ですから、通し稽古のあとに抜きで稽古を返すというのはなかなかきついものがあるため、事前に細かいことを確認しておくのです。通し稽古のあとは、ダメだしを念入りに行って稽古は終了ということのが今のところのパターンです。あとは、稽古最終日まで繰り返し通し稽古を行っていくだけです。
演出家は『どこかで、1日2回通し稽古をしておきたいな』とつぶやいていました。
CIMG2000.jpg

2006年09月11日

「エンドゲーム」稽古場レポート 9月10日

今日は、プランナーや、二兎社に出演する役者さん5名が稽古休みだったこともあり見学にくるなど、いつもは少人数の稽古場が大賑わいでした。
衣裳や小道具など本番仕様のモノが少しずつ持ち込まれてきて、使い勝手や動きなどを確認していきます。
とりあえず、頭から最後まで通してみました。まだあやふやなところがあったり、細か詰めなければならない所もありましたが、とりあえず全体が見えました。この感じだと、上演時間は2時間はかからないでしょう。
最後まで通してみると、この「エンドゲーム」という作品は、人間の可笑しさと哀しさとが見事に描かれたものであることが改めて認識出来ました。
CIMG2005.jpg

2006年09月10日

「エンドゲーム」稽古場レポート 9月9日

さて、稽古もいよいよ終盤戦となってまいりました。今日は、公演期間中昭和音大からインターンとして現場に入ることになっている学生さんと、照明プランナーの黒尾さんも稽古を見に来ていました。
いくつかのシーンの稽古をした後、夕方から頭から9割弱のところまで通しました。そうするとこの作品の持つ様々な魅力が際立ってきます。いろいろな台詞で、その字面だけでは決して笑えるような言葉ではないのに、演じられている状況の中でその言葉が出てくると、吹き出してしまうほどに可笑しいところがあります。
写真は、稽古場の上の方からとった、ナッグとネルの会話のシーン。道具は稽古用のものです。ちなみに椅子に座っているのがハムです。
CIMG1974.jpg

2006年09月08日

「エンドゲーム」稽古場レポート 9月8日

今日からは、4人が揃って全体の通しに近い稽古が開始となりました。ここから最後の詰めに入っていきます。
昼間には、岡室先生がベケットシンポジウムのことなどについて取材を受けていらっしゃいました。今年は、世界各地でベケットシンポジウムが行われているのですが、ベケット研究に関しての著名人がこれだけ多数集まるのは東京シンポジウムだけであり、特に、初来日となるノーベル文学賞受賞者であるJ.M.クッツェー氏の公開講演会はとても貴重です。また、その他も非常に充実したセッションが目白押しですので、是非ご期待下さいとのことでした。
稽古は、頭から8割ぐらいの所までを止めたり、返したりしながら進めていきました。同時に、衣裳や小道具、そして美術などが随時稽古場で確認されながら作業が進められていきます。世田谷パブリックシアターの稽古場には、衣裳作業室と木工作業室があり、稽古と同時に製作作業が行われていきます。サイズ合わせや、デザインの確認などもすぐに出来るような体制になっています。大きなサイズの道具などは必要に応じて専門の業者で製作や装飾となりますが、小道具やその他製作出来るものは作業室で製作しています。このような状況の中で稽古が進行できるので時間に無駄がなく非常にスムーズに準備が進んでいます。そして、劇場であるシアタートラムも目の前で、稽古場から楽屋への荷物の移動もとてもスムーズに出来るようになっています。
今日の写真は、戯曲中ナッグの台詞に出てくる「ターキッシュ・ディライト」というお菓子の箱で、岡室先生のダブリン土産です。日本でいうところの砂糖菓子とか求肥(ぎゅうひ)のような甘いお菓子でした。
CIMG1926.jpg

2006年09月04日

「エンドゲーム」稽古場レポート 9月4日

今日は稽古前に手塚さんへの取材がありました。インタビューでは、ベケット戯曲について、今回の「エンドゲーム」について、この作品を上演するにあたって役者として考えていることなど様々な質問に答えていました。また、今回の新訳による戯曲の言葉は、今の時代に素直に聞くことのできるものとして訳されていて、とても面白いものになっていますとも語っていました。
さて、稽古はハム、クロヴ、ナッグが登場するシーンを順々に進めていきました。ナッグとネルは戯曲の指定上ゴミ箱のようなモノの中に入っているのですが、稽古ではとりあえずその代わりになるものを使用しています。写真では分かりにくいかもしれませんが、手前の三谷さんが頭を出している木製のものがそれです。
CIMG1966.jpg

2006年09月02日

「エンドゲーム」稽古場レポート 9月2日

いよいよ9月に入り初日まであと3週間となりました。今日は稽古前に、信さんに新聞社の取材インタビューがあり、たっぷり1時間ベケットについて、エンドゲームについて、そして最近の演劇について話が弾みました。
後半に入り、これまでにもまして集中して稽古は進みます。丁寧に丁寧に脚本を読み進めていきます。
同時に、本番で使う道具類も一つ一つ入手したり製作が進んでいきます。衣裳や小道具類も本番で使うものを確認して、さらにイメージが具体的になっていきます。
今日の写真は稽古で使っているハムが座っている椅子です。本番は違うものが用意されます。それが、どの様なものになるかは本番をお楽しみに。
CIMG1963.jpg

2006年08月31日

「エンドゲーム」稽古場レポート 8月31日

今日から脚本後半部分の稽古が始まりました。後半初日ということで、まだ手探りの部分も多かったと思います。ベケットのいやらしいというか、役者泣かせな台詞のやりとりが多く、自分の位置が一瞬見えなくなってしまったりするため、先ずは前半と同じようにひとつひとつ組み立てていく作業を繰りかえしていいきます。
夕方の休憩中には、信さんにインタビュー取材があり、エンドゲームのこと、そしてベケットのこと、それにベケットが紹介された頃の日本の演劇と現在の日本演劇の状況についてなど、非常に鋭い分析と人間を愛する視線が感じられる興味深い話が交わされました。これがどのように記事になるのかが楽しみです。
稽古終了後もスタッフと打ち合せを重ね、大道具、小道具そして衣裳など、ひとつひとつ詳細が決定していき、舞台の雰囲気が徐々に固まっていきます。

2006年08月29日

「エンドゲーム」稽古場レポート 8月28日

今日は稽古前に信さんと美佐子さんへの取材が有りました。取材では、稽古場での演出家と役者、演出家とスタッフの関係の中では直接言葉として出てこないことが語られたりします。特に、インタビュアーが理解できるように語る時は、普段稽古場で使っているボキャブラリーとは少し異なり、理解しやすいものが使われるように思います。ですから、インタビューを脇で聞いていると、演出家が考えていることや、役者が感じていることなど、いままで気がつかなかったようなことを知ることができる機会にもなります。
インタビューでは、信さんが以前演出した「ゴドーを待ちながら」との比較などから、ベケット作品特徴や魅力、そして「エンドゲーム」自体の魅力を語っていきます。稽古場での充実した雰囲気を伝わるようにお二人とも熱心に語っていました。

続きを読む "「エンドゲーム」稽古場レポート 8月28日" »

2006年08月27日

「エンドゲーム」稽古場リポート 8月26日

今日もハムとクロヴのシーン稽古が行われました。冒頭からのシーンを丁寧に繰り返していきます。少し進めては、演出家からの指示と、役者からの質問とが取り交わされ、細かく芝居を組み立てていきます。少しづつ、小道具や衣裳など仮のものを用意して、本番で使用するもののイメージを固めていき、製作作業も同時に進行していきます。
CIMG1958.jpg

2006年08月25日

「エンドゲーム」稽古場レポート 8月24日

さて、一日の稽古休みを挟んでいる間に、舞台チームは仮の仮道具から、本当の仮道具へ稽古場の仕込み直しを行いました。
骨組みだけの壁から、壁面のかわりになるパネルに変更し、戯曲にも指定されている、窓やカーテンも仕込まれました。
それと、ナッグとネルが入っている道具も用意され、本番の舞台をよりイメージしながら稽古が出来る環境が整っていきます。
CIMG1955.jpg

2006年08月23日

「エンドゲーム」稽古場レポート 8月22日

今日も冒頭から30頁程度の立ち稽古を行いました。
箇所により脚本を持ってはいますが、概ね脚本を放しています。
出演者が4人と少ない上にそれぞれベテラン俳優で、演出家からの注文も一度言われれば、その次にはそれをクリアした上で次の段階に進んでいくため、非常にスムーズに稽古が進みます。
さて、稽古場はこのような形で行われています。ハムの手塚さんとクロヴの柄本さんです。
CIMG1942.jpg

2006年08月22日

「エンドゲーム」稽古場レポート8月21日

当初の予定では、まだ本読み稽古をしているはずだったのですが、動きながら稽古をしたいという要望も有り、急遽舞台装置のアウトラインが分かるように稽古場に仮道具が組まれました。椅子やその他小道具なども、とりあえず代用品が順次用意され稽古が行われていきます。シーンによっては既に脚本を放しているところもあり、粛々と稽古は進んでいます。
写真は、ハムが稽古で座る椅子を見ながら、本番で使用する椅子のイメージを膨らませていく信さんです。
CIMG1939.jpg

2006年08月20日

「エンドゲーム」稽古再開

お盆を挟んで数日間稽古はお休みでしたが、出演者全員揃っての稽古再開です。翻訳の岡室先生も稽古場に来ていただき本読み稽古を行いました。
脚本の頭から丁寧に読み進めていきます。翻訳家が稽古場に来ていただいているので、その場で原本の英語版で書かれているニュアンスと翻訳の意図などを確認でき、非常に濃密な時間が過ぎていきます。
ベケットの戯曲の中にある言葉の原石を一つ一つ掘り出して磨き上げる作業を綿密に進めていくのです。
さて、8月20日(日)いよいよ「エンドゲーム」チケット前売開始です。くりっくチケットセンター、チケットぴあ、SePTオンラインチケットサービス、イープラスでの取り扱いとなります。
電話をかけている時間がもったいない方は、ぜひSePTオンラインチケットサービスをお試しださい。取扱い開始は8月20日(日)午前10時からですが、購入に必要な登録自体は事前に可能です。24時間取扱い可能で、座席の選択(PCのみ)、支払い方法、引き取り方法も自分の好みに合わせて選択が出来る、本当に優れものです。
くれぐれも良い席はお早めに。公演詳細はこちらから
CIMG1937.jpg
稽古場写真  左:佐藤信(演出・美術) 右:岡室美奈子(翻訳)

2006年08月10日

「エンドゲーム」稽古が始まりました

いよいよ「エンドゲーム」の顔合わせが8月9日(水)に行われ、稽古が始まりました。出演者の4人を初め、演出の佐藤信、翻訳の岡室美奈子先生、その他スタッフなどの出席により行われました。この公演は出演者が4人と少ないため、こじんまりとしたの顔合わせとなりました。
そして今日10日(木)から、本読み稽古が開始となりました。翻訳の岡室先生にも参加していただき、脚本のこまかいチェックなども同時に進めながらの本読みとなりました。

2006年08月08日

「エンドゲーム」稽古場ブログ始めます

9月22日からシアタートラムで上演する「エンドゲーム」の稽古場ブログを始めます。稽古場の様子や、ベケットやエンドゲームについて、そして世田谷パブリックシアターで行うベケット関連企画などの様々な情報をお伝えします。