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<審判・失踪者>出演者 ミニインタビュー Vol.1

20人の俳優が出演する本公演。
二人ずつの俳優さんにミニインタビューを行っていきます。
第一回は

ともさと衣さん(写真左)×太田緑ロランスさん(同右)です!

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○出演者インタビュー一回目です!
今日はお二人とも、どうぞよろしくお願いします。
さっそくですが、まず太田さん、世田谷パブリックシアター初登場ですね。

太田: はい。よろしくおねがいします。

○稽古場はどんな印象ですか

太田:(稽古場が)地下の深いところにあるので、地震があったら怖いです(笑)

○松本さんの作品にご出演するのは?

太田:新国立劇場の「城」につづいて2作目です。

○「失踪者(アメリカ)」はどうですか?シアタートラムで上演した「アメリカ」初演・再演にはご出演になっていませんので初参加ですね。

太田:再演できまっている決まりごとがあるので、どの程度、初演と再演を意識すればよいのかという点が難しいです。基本的にはとらわれないようにしています。でも、近頃の稽古で自分なりのやり方が見えてきた気がします。

○井手さんによるダンスもありますね

太田:あまりダンス経験がなくて、以前、初めてしたお仕事で踊りがあって、なかなか振付が覚えられなかったりして、苦手意識があったんですが、「城」に出演した時に井手さんの振付を踊って・・・楽しめたことで、ダンスとの距離が少し近くなりました。

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○ともさとさんは再演に出演なさった後、改名なさいましたね?改名してみてどうでしたか?

ともさと:名前のせいなのか、タイミングが重なったのかわからないんですが、とても環境が良いほうに変わった気がします。「アメリカ」再演のときは本名だったので、今、稽古場でも本名で呼ばれることが多いんですけど(笑)

○世田谷パブリックシアターにはこれで「ミレナ」(佐藤信演出)から6回目の登場ですね。

ともさと:「ミレナ」「見よ、飛行機の高く飛べるを」「ヒカリカガヤク」「親指こぞう」と・・・

○「アメリカ」再演にも出演されてましたね。

ともさと:再演のときは、初演から引き続き出演している人が多い中で、再演から参加した新メンバーとして、経験の違いに戸惑ったり、(ワークショップから作って行く)創作方法で悩んだこともありましたが、とても貴重な経験でした。稽古場で福士さんがかまってくれてありがたかったです(笑)。今回は(カフカ作品出演が)二度目だからこそ再演をふまえたうえで再演にしばられずにやりたいです。

○ではお二人に、新作「審判」はどうですか?

ともさと:初演なので、全員同じスタートラインに立って、小説から立ち上げていく過程からかかわることができて、大変さも含めて、楽しんでいます。K役の俳優さんは出ずっぱりなので、たいへんそうだな・・・と(笑)

太田:こちらは、一から作っているので、まだ具体的な配役がきまっていない。未知の部分が多いです。小説を読み込んでシーンを立ち上げる作業と戦っています。


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○戯曲がない中で、土台となる小説から、作品を立ち上げていくという作業はどうですか?

太田:小説に書かれた出来事や感情の流れを頭の中で組み立てて稽古にのぞむんですが・・・難しい!でも、今日、ともさとさんと稽古をしていた芝居のやり取りの最中に、用意していた行動や感情が芝居に応じて組み変わっていくのを体感しました。いくつか発見が今日あって・・・これからもいろんなことを発見していく中で、カフカの不思議な人物描写に肉づけしていきたいと思っています。

ともさと:松本さんがおっしゃるカフカの登場人物が「不安である」っていうことに気をつけています。一方で役者である自分が「人前に立つ不安」というもの・・・その二つの不安を感じて舞台に立ちたいです。結局、生身の自分が人前に出るということはとても不安なので、その不安を悪い安心に変えてしまわないようにしなくては・・・カフカの登場人物の「不安」というものに通じる部分もありそうで、探っています。

○2作品を交互に上演するわけですが・・・

ともさと:「審判」と「失踪者」をあわせてひとつの長い作品の稽古をしている感覚です。

太田:(舞台セットもかわるし、たくさんの役柄を演じるので)出ハケや衣裳替えを間違えないようにしないと・・・(笑)

○プライベートなことで・・・ちかごろのマイブームはありますか

太田:・・・この1年くらいピクニックがはやっています(笑)多摩川とか・・・屋外でご飯をたべると風がとても気持ちよくて。7月の創作ワークショップの後に行ったりもしました。

○ところで太田さん、お名前は・・・どれが苗字で名前ですか?

太田:太田は苗字、緑は名前、ロランスも名前です。緑は日本名、ロランスはフランス名。
フランスだとフランス人の父の苗字でミドリ・ロランス・カフドビエールになります。よくダブルキャストだと思われます(笑)。   

○ともさとさんはご趣味は?

ともさと:ピクニックかな・・・(笑)

太田:(笑)

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○最後に公演に向けて、意気込みをどうぞ

ともさと:カフカの闇とか混沌とかそういった魅力が2作品であることで楽しめると思います。出演している俳優がたくさんの役を演じるところも見所です。ぜひ、2作品とも見に来てほしいです。

太田:「失踪者」は祝祭的な要素と、(主人公)カールを翻弄する登場人物たちの不気味さとのギャップが面白くて・・・そこを楽しんでいただけたらと思います。「失踪者」と「審判」でとても趣の違う作品ですので、そこも楽しんでいただけるはずです。あと、「失踪者」のツアーの最終地が札幌で、18歳まで住んでいたんです。久々に帰るのでとても楽しみにしています。


・どうもありがとうございました。あしたからもお稽古よろしくお願いします!


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ともさと衣
1977年生まれ、福岡県出身。98年JIS企画「カメレオン会議」(演出:竹内銃一郎)のオーディションに700倍の難関を突破して合格。その後、舞台やテレビを中心に活躍。05年にはイタリア発信の朗読劇「親指こぞう」の主役に抜擢される。主な舞台出演作に「ミレナ」(演出:佐藤信)、「アメリカ」(演出:松本修)、「見よ、飛行機の高く飛べるを」(演出:アントワーヌ・コーベ)などがある。ノックアウト所属


太田緑ロランス
早稲田大学在学中よりモデルおよび演劇活動開始。映像、舞台、雑誌などさまざまなジャンルで活動中。主な出演作品は、舞台にプリセタ第7回公演「ヴィレン」、ペンギンプルペイルパイルス♯8「246番地の雰囲気」(作・演出/倉持裕)、新国立劇場「ピルグリム」(作・演出/鴻上尚史)、映画にPFF観客作品「偶然の続き」(遠藤尚太郎監督)ヒロイン、「夜のピクニック」(長澤雅彦監督)など。ビッグアップル所属

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2007年09月23日 19:24に投稿されたエントリーのページです。

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