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<区民レポーター>能と芝居の融合、更に英語上演・日本語字幕付きという異例尽くしの公演

『The Diver(ザ・ダイバー)』
鑑賞日:9月26日(金)20:00
女性

 シアタートラムに入るのは今回が初めてだったが、予想以上に豪華な内装で驚いた。パブリックシアターよりは小さく、少し奥まった所に位置しているため、いわゆる小劇場のようなものを想像していたが、実際にはロビーも広く、全体的に清潔感があってきれいだった。椅子もゆったりと作られており、2時間以上の芝居でもあまり疲れずに観ることができるように思う。

 今回は能と芝居の融合、更に英語上演で日本語字幕付きという異例尽くしの公演だったように思うが、不思議と違和感は覚えず楽しむことができた。英語はほとんど聞き取れなかったが、コミカルなシーンでは字幕を読まずとも身振り手振りや言い方で大体言っていることがわかり、素直に笑えた。

 また、囃子方も芝居の中に上手く溶け込んでいたように思う。更に、扇子や面など和風な小道具の使い方も面白かった。特に、扇子をピザに見立てて食べているシーンは思わず噴出してしまうほどだった。

 その他、舞台美術や音響、照明など全てにこだわりを感じる舞台だった。舞台美術は後ろの月のような物が整っていないのに美しく不思議だった。また、音響は電話のシーンなどで色々なところから音が聞こえ、臨場感のある演出だったと思う。

 この芝居は全体として重いテーマ且つ難解な演出方法だったと思う。また、最後もあまり救いのないストーリーだ。だが、細部までこだわった作りと間に挟まれる「笑い」のため、最後まで楽しむことができた。

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2008年09月26日 18:51に投稿されたエントリーのページです。

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