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さまざまな演劇を楽しめるこういった空間を持っている私たち世田谷区民は幸せ 

日本語を読む その2~ドラマ・リーディング形式による上演
唐十郎 作『ふたりの女』 演出:長谷川寧(冨士山アネット)  
女性

 舞台と観客席がとても近いので、役者の一生懸命さがよく伝わってきて好印象をもった。

 が反面、息遣いまで分かるので演じている方は怖いだろうな、と思う。朗読劇は舞台装置もなく衣装も着ないので、「せりふ」だけで観客の頭の中に絵を描けるかどうかが勝負だ。大声で怒鳴るようにせりふを言っても、何を言っているかちゃんと分かるか。今回の、特にアオイ役の方のせりふはどんなに叫んでもクリアで、従って頭の中にストーリーが描きやすかった。発声法、姿勢などさまざまなことが絡んでくると思うが、このことは自分の朗読にとても勉強になった。

 「シアタートラム」について、前から気になっていた劇場なので今回観劇できてとても嬉しかった。観客席250足らずでこじんまりとしているのに天井が高くて、音響、照明もしっかりしていて心地よい空間だ。舞台も可動式で、演ずるものによって形を変えられるのも素晴らしい。難を言えば客席がベンチシートであることだが、これは可動式を考えると仕方のないことかもしれない。役者と観客が身近に交流できて、大掛かりな商業演劇とは違った、さまざまな演劇を楽しめるこういった空間を持っている私たち世田谷区民は幸せだと思った。

 当日の演出家も役者も私にはあまり馴染みのない方たちだったが満員で、観客同士が知り合いらしく開演前あちこちで声を掛け合っているのが印象的だった。年齢層も私が予想した若い方たちばかりでなく、演目にも寄るのだと思うが中高齢者もちらほら見受けられ、意外だった。

 いろいろな意味でとても面白く、いい勉強をさせていただいた。我々中高齢者も遠慮せずにこういったところに出かけてみるといいと思う。新しい発見があるに違いない。私は早速「せたがやアーツカード」を申し込んだ。 

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2009年05月04日 16:41に投稿されたエントリーのページです。

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