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2009年12月_ソチエタス・ラファエロ・サンツィオ 『神曲 煉獄篇』 アーカイブ

2009年12月20日

余韻の残る劇…世界的に注目を浴びている話題作が地元で

ソチエタス・ラファエロ・サンツィオ 『神曲 煉獄篇』
鑑賞日:12月20日(日) 19:00~
女性

 ダンテの『神曲』が舞台化される、しかも世界的に注目を浴びている話題作が地元で上演されるとは何とラッキーなことかと、とにかく興味津々、ぜひ見なければと思った。

 観劇しての感想は、今までにない演劇の手法を使い、とてもスケールの大きい作品だったと思う。テーマが煉獄だけに難解な部分も多かったが、役者の台詞やそのわずかな動きまでも字幕とは別にステージ前面に大きな文字で表示(解説)されるのは理解を深める上でとてもよかったと思う。


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撮影=佐藤日登美


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2009年12月21日

グローバルな課題を扱った身近な舞台

ソチエタス・ラファエロ・サンツィオ 『神曲 煉獄篇』
鑑賞日:12月21日(月・祝) 19:00~
男性

 この劇を観て、現代の世界、人々の日常生活を「天国と地獄の間」に譬える演出家の意図を感じました。

 一人夕食の支度をする母親。Honeyと呼ばれ現れた息子は、頭痛がして食欲がないことを訴える。息子が何気なく言う、“Is he coming home ?”からheとは誰なのかとまず疑問に思いました。「父親」だとすれば息子との距離を感じます。この場面から、先日読んだ、親の仕事の関係で、家族が一緒に食事をしない「孤食」は、子どもの会話能力、情緒の発達に弊害をもたらすという新聞記事を思い出しました。自分の部屋に閉じこもり一人でテレビを観たり、ロボットを友だちとする息子の姿は、まさにこの親子のバランスの欠如から生じているものと感じ取りました。

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撮影=佐藤日登美

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