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<区民レポーター>カテゴリーをひらりと軽く飛び越えてしまう自由なファイファイ

シアタートラム ネクスト・ジェネレーション vol.2
快快(faifai)『インコは黒猫を探す』

世田谷区芸術アワード“飛翔”2008受賞者公演

鑑賞日:1月20日(水) 19:00~
男性

 「希望とか絶望なんかより、体力のほうが私を救うー」
そうパンフレットにもあるように、とにかく元気で、つきぬけていて!元気になれる舞台でした。

 話は、2匹のインコを飼う男性の家に遊びに行く友人が、3年前も同じような事があったなと回想するところから始まります。やがて過去と現在が一つの舞台上でクロスして行く…。同一人物の過去と現在を2人の役者が演じ分け、2匹のインコも役者さんが担当するのだけど、こちらは現在も過去も1匹ずつ。そんな多少荒削りな進行のため、細かくストーリーを追う事は難しかったのですが、斬新な演出のおかげで気にせず充分楽しめました。

 空手の瓦割をしたり、小麦粉やサラダオイルを体に塗ったり…。限られた空間をめいっぱい使って「表現する」事を楽しむ彼ら。役者のほうから演出へ「こんな事をしたい」と提案することも多くあるというほど、その動きは独特で目を引く。真ん中にある可動式の舞台に飛び乗るなどダイナミックな大道具の使い方も初めて見ました。

 舞台は最後、暗転。インコが雑誌を破る音だけが響く静かなシーンで終わります。動の部分ばかりクローズアップされた演出だったため、終わり方が印象的でした。

 演劇、コンテンポラリーダンスというカテゴリーをひらりと軽く飛び越えて行ってしまう自由なファイファイのこれからにぜひ期待したいです。

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2010年02月19日 18:47に投稿されたエントリーのページです。

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