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<区民レポーター>争いの中の調和という不協和音、音楽とパフォーマンスが見事に調和

大橋可也&ダンサーズ新作公演『春の祭典』 

鑑賞日:5月15日(土)15:00~
女性

 暗闇の中で、言葉もほとんどなく、音楽も最小限に抑えたパフォーマンスを観たのは初めての経験です。舞台が平面で客席との境目がなく、非常に至近距離で観劇できるため、とても迫力があり一体感を楽しめると感じました。


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               撮影=GO

 しかし、不協和音が鳴り響く音楽、ダンスと呼べるのかどうかわからないパフォーマンス、キャストたちの不気味な笑い声など、内容の把握は大変難しく、私には彼らのメッセージが良くわかりませんでした。ただ、舞台の左右から並んで出てくる多数の人々は対立しているように思われ、それぞれの想いをぶつけ合っているように感じられました。

 後半では、一人の青年が周りの人を次々に攻撃する場面があり、私は即座に秋葉原での連続通り魔事件を思い出して身を堅くしてしまいました。しかし、この舞台では襲われた人々が立ち上がり、逆に彼を攻撃します。その他にも多くの場面で人々が争いぶつかり合うシーンが多く、争いの中に不思議な調和が生まれていく様が恐ろしく感じられました。

 『春の祭典』という題名からは、争いの中の調和という不協和音。その意味で、音楽とパフォーマンスは見事に調和していたのかもしれません。

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2010年05月28日 23:37に投稿されたエントリーのページです。

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